【YOKE】
22AWで展開のあったウールのハーフコートをコットンウィップコードで作成したアイテムです。
製品染めなので程よい色のムラ感や、縫い目のパッカリングが雰囲気を醸し出します。
40年代のイギリス軍のグレートコートをベースにし、かなり大ぶりの衿とラペルがインパクトを持たせているので、衿を立てた時の印象はかなり迫力があります。
バストもけまわしも大きいAラインのシルエットで、ハンドウォーマーポケットを追加し腰ポケットフラップの幅も太くし印象的にしています。
ウィップコードとは、畝状のはっきりとした太めの綾目が特徴の綾織物です。
第一次世界大戦の自動車整備士のオーバーオールにウィップコードが使われていました。(畝が乗馬の鞭網(whipcord)に似ていることに由来しています。)
生地の強度が高いため採用されたと言われています。
そのため洗いにも強く丈夫な生地です。
シルケットを弱くかけている為ドライな質感と表面のピーチ感が特徴の生地を使用しています。
【COLOR】PEACOCK BLUE
【SIZE】2
写真では、身長179㎝のスタッフが着用しています。
YOKE 2023SPRING－SUMMER COLLECTION
23SSテーマは、ヘレン・フランケンサーラーの作品の特徴である『ステイニング』という下塗りをしていないキャンバスに薄く溶いた絵の具をしみこませる手法の作風から『にじむ』をテーマに作成されています。
ステイニングを使った最初の作品であり彼女の代表作でもある1952年制作の『Mountains and sea(山々と海)』の薄い緑や薄い青などの淡い色彩や、その後の作品の力強いカラーリングの中から自分の中で印象的だった、イエロー、グリーン、ブルーを今回のラインナップに使っています。
